7,000冊近く所蔵している本のどんな事が聞けるのやら。

話しはまず神野先生の学生時代に遡りました。
当時出会った一冊の本、「詩と反逆と死(大宅歩 作)」に自分の未熟さを突き付けられた事。
京都芸大の岩井先生(その頃は非常勤)の本のコレクションに刺激を受け、夜を徹して語り合った事。
そして時代は60年代。美術を始め、音楽、舞台、ファッション、全てがイキイキと輝いていた時代。東京に行く機会も多く、当時の現代美術の最前線に、直に触れるチャンスに恵まれていた事。
そんな事が絡み合い、稲垣足穂、瀧口修造、デュシャンなど、一人の作家への興味が枝葉をつけるように、どんどんと広がっていったのです。
出席者からは「なぜこんなにも集めているのか、わかった気がする」という感想もありました。
神野青年の夢は今もなお拡がり、膨らみ続けているのですー!

熱く語るワンシーン。

ほんの一部を公開。
さて案の定、このお話しは一回では済みそうにありません^_^;
次回は神野先生の蔵書を、今データ化しておられる元司書の水田さん・前田さん・石川さんによる、蔵書から見える神野立生を分析してくださいます!
これもワクワクドキドキな予感です!
詳しくはまた凹凸HPのトップからチェックチェック!
text by outotsupr